2016-11-19

その14:ナットピン、調律ピン、ヒッチピン

ブリッヂピンを打ったら、そこから線を引っ張ってきて、レジスターに合わせてナットピンの位置を決めます。
次に、ブリッヂからナットまでの直線上に、サイドベアリングの角度をつけて、調律ピンとヒッチピンの位置を決めます。



サイドベアリングの角度は、小さいと、音は伸びますが薄くなり、大きいと、音は鮮明になりますが減衰が早くなります。
金属弦でしたら、ベアリングの角度によって弦が切れやすくなったり、調律が合いにくく狂いやすくなります。
ですので、ひとつひとつ正確に位置を出すのですが、穴を空ける時の微妙なズレで、せっかくの作業が台無しになることもあります。

専門用語が多くなり過ぎました。
簡単に申し上げますと、弦を大切に張りましょう、となります。

(10/8 加屋野木山)