2016-11-19

その1:木材選定と鍵盤製作

ひとり琴 参弦のテーマは、リュートなど、つまびく音楽ということで、キタローネチェンバロを製作することになりました。
プログラムで演奏されるのは、リュート曲や、リュート作曲家と縁のある曲ということで、普通のチェンバロでは出せない響きへの挑戦です。

リサイタルの方向性を伺い、コンセプトカラーは緑、山縣さんと新木場へ行き、材料から共に選考致しました。
鍵盤は緑色のパロサントという希少な木材を選びました。

今回は、その鍵盤製作をまとめたビデオをご紹介致します。

ヒノキの木材を大きな板状に接着して、図面を書き込み、オサと呼ばれる鍵盤ベッドにピンの穴を開けていきます。
切り裂いた鍵盤には、白鍵の部分に緑のパロサントを接着、黒鍵にはウォルナットを接着していきます。
可動する為の加工を幾つも繰り返し、鍵盤らしくなりました。



これから本体の製作を随時ご紹介して参ります。
山縣さんの音楽世界に少しでも貢献できる楽器を製作し、皆様とギャラリー鶉でお会いできることを楽しみにしております!    

 (8/23 加屋野木山)